心と体を元気にする鍼灸治療室
はりとお灸の奏玲治療室(そうれいちりょうしつ)
〒227-0062 横浜市青葉区青葉台1−32−55
東急田園都市線青葉台駅から徒歩10分
受付時間 | 9:00〜11:15/14:45〜18:45 |
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休診日 | 日・祝日・木(不定期なお休みが入る場合があります) |
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1928年、細菌学者のアレクサンダー・フレミングが、抗生物質のもととなるカビを発見しました。過去の大戦では、武器によって直接的に死亡する兵士よりも、負傷した後に細菌感染症で死亡する兵士の方が多いという実態があり、細菌感染を防ぐ薬の開発が急務でした。
1944年にはペニシリンという抗生物質の量産が可能になり、細菌感染を防ぐことで難しい外科手術も可能になりました。また、ストレプトマイシンという抗生物質の開発により、死に至る病だった結核は激減しました。重篤な細菌感染症や細菌による二次感染予防に、抗生物質は効果を発揮してくれます。しかし、抗生物質が安易に処方される現在の医療に対して、問題提起をする意見も出てきています。
抗生物質は細胞の細胞壁や細胞膜の合成を阻害することで細菌の増殖を防ぎますが、風邪や腸炎やインフルエンザの原因となるウィルスはもともと細胞壁や細胞膜を持たない構造なので、ウィルスによる感染症には抗生物質は効きません。しかし、風邪や腸炎などの軽い症状にも、ウィルス感染か細菌感染かの鑑別が曖昧なまま抗生物質が処方されてしまう実態があります。
抗生物質を飲むことで、免疫機能に関係する腸内の常在細菌(善玉菌)も死んでしまうので、さらに胃腸症状が悪くなったり、風邪の回復が遅れてしまう場合もあります。
世界的な抗生物質の過剰投与は、抗生物質が効かない薬剤耐性菌の温床になっていて、その感染により敗血症・腹膜炎・肺炎などで死亡する事例も出ています。厚生労働省はこのような状況に対して、軽い風邪や下痢の患者に対する抗生物質の投与を控えることを呼びかける手引書をまとめています。(抗微生物薬適正使用の手引き 厚生労働省健康局結核感染症課)
明治初期の漢方医である和田啓十郎は、病についてこう述べています。
~~もし病毒が人を冒すと、これに対して反応作用を起こして抵抗しようとする。その反応作用は、発熱・喀痰・嘔吐・下痢・化膿・下血などが症状として現れる。そのようなものを人は疾病と呼んでいる。疾病というのは病毒に対する自然治癒の反応作用であり、病になるために症状が出るのではなくて、病を癒すために症状が出るのだということを知らなくてはならない。~~ (和田啓十郎著「医会の鉄槌」から意訳)
体に表れている症状は体が病と闘っていることの現れです。病苦の峠は健康を取り戻すためには通らなくてはならない道です。安易に薬に頼る前に、自ら治る力を信じましょう。
鍼灸でそれぞれの症状に応じた施術を施せば、命の源である『気』が全身の隅々にまでめぐるようになります。それにより自然治癒力が高まり、根本的・全体的な治癒への道筋が開かれるのです。
今年も研鑽を重ね、みなさまの「治る力」を高めるお手伝いをさせていただきたいと思っております。
毎年秋ごろから、レノとふわふわさんはいろいろとお母さんにいじられる受難の季節…。最近は、ハロウィーン、クリスマス、お正月の動物用の被り物や衣装もいっぱい出ていて、「こんなの着たら(かぶったら)きっとかわいいに違いない!!」と「つい」思ってしまうのです。
で、今年は「ねずみ年」なので、レノ&ふわふわそろってネズミさんになってもらおうと「つい」ね(笑)。
レノは盲導犬ですから、お父さんとお出かけの時にはお洋服を着ますし、意外と何でも喜んでやってくれるサービス精神満点タイプ。
先日写真を整理していたら、レノが赤ちゃんの時、パピーファミリーのお家にいたころの写真にこんなかわいいのがあったんです↓。
レノ4ヶ月のころだそうです。あらまあ、赤ちゃんの時から素質はあったんですね。
ふわふわちゃんの衣装は、実はたくさんあるんですけどね、なかなか上手に着てもらえないんです。→のネズミの被り物の写真も、何日もかけて少しずつ慣らして、ネズミの綿を少し抜いたりしてかぶり心地を調節したり、何枚も何枚も撮った中の一枚(ふーっ)。
下のハロウィーンの写真のように奇跡的にうまくいく場合もあるのですが(よっぽど機嫌がよかったのかな?)たいていは他の写真のように得体のしれない感じになります。
2014年の1月3日に8才で我が家に来てくれたふわふわちゃん。1月3日をお誕生日にしていますから、14才になりました。シニアさんですがとっても元気に過ごしています。
定期的に血液検査や歯肉炎のお薬を塗りに病院に行きますが、おとなしく治療を受けることができるいい子ちゃんです。
「嫌なものは嫌!」がふわ様のポリシーですからこれからも根気強く攻めていこうと思っています。被り物は苦手ですが、きれいなカラーはまんざらでもないようなので脈ありです。
療室では奇数月に『奏玲通信通信』を発行しています。室長による健康アドバイスなど人気の新聞です。
(2024年9月1日発行)
★室長の健康アドバイス
「認知症への早めの対応」
思いっきり親ばか日記
新シリーズ
「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その15」