心と体を元気にする鍼灸治療室
はりとお灸の奏玲治療室(そうれいちりょうしつ)
〒227-0062 横浜市青葉区青葉台1−32−55
東急田園都市線青葉台駅から徒歩10分
受付時間 | 9:00〜11:15/14:45〜18:45 |
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休診日 | 日・祝日・木(不定期なお休みが入る場合があります) |
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年6回発行しているこの通信も今年最終号になりました。発行月の11月初旬はまだ木々も緑が残りますが、気温が下がるとともに色づき落葉していきます。春と秋が短くなったと言われるこの頃ですが、お散歩するには一番いい季節です。季節の変化を感じながら歩くことはとても体にいいんですよ。
後半に盲導犬ヴィと猫のふわふわとちーのいる生活「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その4」が続きます。こちらもお楽しみください。
国民健康栄養調査では、お散歩などの軽い運動でHDLコレステロール(善玉コレステロール)が増えるという報告があります。HDLは血管の壁に溜まったLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を回収してくれるので、動脈硬化の進行を抑制できます。血糖値の高い人は、軽い運動により血糖値が下がり、インスリンが効きやすい体質へ変わることが期待されます。
日本人約7万人の追跡調査では、毎日1時間以上歩く人は30分程度歩く人と比べ、脳梗塞では3割、心筋梗塞などの心血管疾患では2割ほども死亡する危険性が減少することが報告されています。
米国と欧州の144万人を対象とした研究では、余暇における運動は大腸がん・乳がん・子宮体がんの発症の低下と関連していることが確認されています。
テキサス大学の研究では、1回につき1時間の運動を週3回行ったグループは、記憶に関わる脳の部分への血流量が増加し、記憶力が改善したという結果が得られています。
慢性的な憂うつ状態の人は脳神経から出るセロトニンやノルアドレナリンが少なくなっていることがあるのですが、歩くだけでセロトニンやノルアドレナリンの放出が促されることが解明されています。
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下半身には全身の三分の二の筋肉が集まっているので、歩くと多くの筋肉が活動して全身の血液循環がよくなります。また、筋肉組織の約8割は水分なので、運動不足で筋肉が減ると体の中の水分貯蔵量が減って脱水症状を起こしやすくなってしまいます。歩行で足の骨や背骨が刺激されると骨を作る仕組みが活性化して、骨粗鬆症の予防につながります。
歩くことで腹筋も刺激されますが、腹筋運動は腸のたるみを改善し、腹部の健康を促進して胃腸の働きを高めます。便を押し出すためにも腹筋は大切です。
歩行に合わせて口から4回吐いてお腹をへこませて、鼻から2回吸ってお腹をふくらませる腹式呼吸をしながら歩けば腹筋が鍛えられます。腹式呼吸をすると横隔膜が上下運動しますが、横隔膜には自律神経が密集しているため、口笛を吹くように口をすぼめてゆっくりと息を吐きだすと副交感神経が優位になり、気持ちもリラックスできます。
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健康のために歩く目安はだいたい「一週間に150分」です。「エーッ、そんなに!無理ムリ…」とあきらめないでくださいね。1日にすれば30分を週5回程。30分と言っても一気に歩く必要はなくて、スーパーまでとか、最寄りの駅までとか…。すぐ車に乗ってしまわなければ確保できる時間ではないでしょうか。そしてエコですね。ご自分の生活習慣に合わせて歩く時間を確保してみましょう。
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鍼灸で筋肉のコリをほぐしたり、関節の動きをよくして、歩きやすい体づくりをしていきましょう。
10月より、毎週木曜日に「理療臨床公開講座」へ講師としてヴィと一緒に出向いています。
ヴィが盲導犬デビューしたときにはすでにコロナ禍真っ只中で、公開講座は中止に。今回3年ぶりの再開です。
ヴィは訓練中にこのコースを1度練習しただけでしたが、戸惑うことなくスムーズに歩いてくれます。
JR大口駅から盲特別支援学校までは目の見えない方のための誘導ブロックが敷かれています。盲導犬ユーザーになる前は白杖をついて誘導ブロックを確認しながらこの道を歩いていましたが、ヴィと歩く速さよりずっと遅くて、時間がかかっていました。
ユーザーになりたての頃は、盲導犬との歩行や生活になれるのが精一杯で、「白杖で歩いたほうが楽かも…」と思ったことも実はありました。でも今は、ヴィと一緒なら目が見えていたころと同じくらいの速度で歩けます。
白杖歩行は怖くてもう出来ないと思います。
理療臨床公開講座は鍼灸の国家資格をお持ちの方のためのフォローアップ講座です。10月~12月の講座がお父さんの担当です。
これまで講座の様子は取材班(笑)は見たことがありませんでしたが、今回初めて同行。座学と実技の3時間びっしりの内容でしたが、みなさんとても熱心で、興味深く見学させていただきました。
ヴィは休憩時間には受講生の方のところにごあいさつに行っていましたが、いい子で待っていましたよ。
療室では奇数月に『奏玲通信通信』を発行しています。室長による健康アドバイスなど人気の新聞です。
(2024年9月1日発行)
★室長の健康アドバイス
「認知症への早めの対応」
思いっきり親ばか日記
新シリーズ
「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その15」