心と体を元気にする鍼灸治療室
はりとお灸の奏玲治療室(そうれいちりょうしつ)
〒227-0062 横浜市青葉区青葉台1−32−55
東急田園都市線青葉台駅から徒歩10分
受付時間 | 9:00〜11:15/14:45〜18:45 |
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休診日 | 日・祝日・木(不定期なお休みが入る場合があります) |
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コロナも第7波…そんな中で戦争が起こっていたり、経験したことのない猛暑などなど…「こんなことが起こるなんて」ということばかりで、不安を払拭できない日々かと思います。
そんな中でも健やかに生きていくためには命のエネルギーである「気」を充実させることが大切です。
ぜひ鍼灸を生活の中に取り入れてみてください。
後半に、盲導犬ヴィと猫のふわふわとちーのいる生活「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その2」が続きます。こちらもお楽しみください。
痛くて夜も眠れない、仕事が手につかないなど、痛みというのは日常生活に支障をきたしてしまうことがあります。そんな時に活躍するのが鎮痛薬です。鎮痛薬でとりあえず痛みを軽減させれば、スムーズな日常生活を取り戻すことができます。
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でも、適切な量と回数を超えて鎮痛薬を飲んでいると、薬で頭痛を誘発させてしまい、頭痛が慢性化する場合があります。それを、薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)と言います。薬物乱用頭痛はアセトアミノフェンや非ステロイド性消炎鎮痛剤などの市販薬、または片頭痛の人に処方されるトリプタンやエルゴタミン製剤などの薬を常用している人に起こることがあります。
頭痛持ちの人は痛みが出るとすぐ薬を飲んだり、今は痛くなくても痛みが出そうだからと言って予防的に飲む習慣が身についてしまっている人が少なからずいるようです。薬への依存が高まっていくと、徐々に量が増えてゆき、効果の持続時間も短くなり、脳が過敏状態になり、頻繁に痛みを感じてしまうようになります。薬物乱用頭痛の診断基準は「月に15日以上鎮痛薬を飲んでいる場合」とされていますが、実際には月10日以上服用している人は要注意レベルでしょう。
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中国古代の「荘子」には次のような寓話が記されています。
~~ある日南海の帝と北海の帝が中央の帝の池で巡り合った。中央の帝は二人を手厚くもてなした。そこで二人は中央の帝にお礼をしようと考えた。「人間には目と耳と鼻と口という穴が開いている。しかるに中央の帝にはそうした便利なものがない。せめてもの恩返しに、目と耳と鼻と口の穴をあけてやろう」と思いつき、二人は穴をあけてあげた。数日後に穴が完成したときには中央の帝は死んでしまった…~~
南海の帝と北海の帝は知識の神を象徴しています。それに対して中央の帝は、混沌にして雄大な大自然を象徴しています。
中央の帝をそのままにしておけば、そこには悠遠の生命があったはずなのに、おせっかいな知識が命を縮めてしまったわけです。
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引き算をしたら案外うまくいくこともあるものです。有益だと思うことを一つ始めるよりも、無益なことを一つ減らした方がうまくいくこともあります。
症状を抑えようと思って必要以上に薬を飲んだり、健康のためだからとあれもこれも付け足すのではなくて、余計なものを減らしていった方がより自然で無理なく健康な状態に近づけるかもしれません。
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私が行う経絡治療という鍼灸治療は、強い刺激で症状を抑え込むのではなくて、軽微な刺激で全身の気の流れを調えてみなさんの治る力を高めるという治療法です。気の流れが調うと、お悩みの症状も少しずつ和らいでいきます。
お父さんが盲導犬と歩くようになって今年で19年になります。ヴィちゃんは三代目ですが、どの子たちもかけがえのない大切なパートナーです。白状を使って一人で歩いていた時には、常に杖の先に全神経を集中させていたので、周りの様子を感じる余裕などありませんでした。
ヴィちゃんとお父さんが歩く速度はとても速いのです。お父さんいわく「ほぼ目が見えているときと同じ速さ」なんだとか。取材班(私)はそんなコンビの後ろをいつも駆け足でついていきます。ヴィちゃんのおかげで風を感じながら一人で歩くことができるんです。
★多くの方に見守られて。感謝です★
私たち盲導犬ユーザーは、常にパートナー、つまりヴィの健康状態に注意を払っています。毎日同じ時間に食事をして排便乗リズムを整え、便や尿の状態も確認します。年に一回の血液検査をはじめとした健康診断も受けています。そして、少しでも体調に不安がある時には盲導犬としてのお仕事はお休みします。
でも、私たち人間と同じで、朝元気だったのに急に気分が悪くなったりすることもごくたまにあります。実は5月の研究会の帰り道、ヴィが電車の車内で少し吐いてしまいました。お父さんが足元のヴィの様子に気づかないでいたら、すぐに周りの方が教えてくださり、何人かの方で吐いたものなどを素早く片づけてくださったとのこと。とっさの皆さんのサポートは本当にありがたかったです。ありがとうございました。
たまにお父さんとヴィの外出についていくと、何人もの方がニコニコ顔でヴィのことを見ていてくださったり、「あら~、かわいいお洋服着てるんですね」などと声をかけてくださったり…、ヴィの存在が周りの方とお父さんをつないでくれていることを感じます。
マイペースなふわおねえちゃんの朝はブラシから始まります。長毛さんなので毎朝のブラシは欠かせません。暑いときですから余分な毛をしっかり取り除きます。
これまでちーちゃんには直接触ることはできませんでした。すぐ逃げちゃうし、シャーッて言われてしまうし…。めげずに猫じゃらしのおもちゃで間接的になでなで(笑)。一方的にこちらからお話してきました。6月13日のこと(保護してから3か月と一週間)、いつものように猫じゃらしで撫でていると「ゴロゴロ…」とのどを鳴らしているではありませんか。その日を境に背中の方からナデナデ撫でられるようになりました。
「よくがっばったね、ちーちゃん」いっぱい甘えん坊していいんだよ。
療室では奇数月に『奏玲通信通信』を発行しています。室長による健康アドバイスなど人気の新聞です。
(2024年9月1日発行)
★室長の健康アドバイス
「認知症への早めの対応」
思いっきり親ばか日記
新シリーズ
「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その15」