心と体を元気にする鍼灸治療室
はりとお灸の奏玲治療室(そうれいちりょうしつ)
〒227-0062 横浜市青葉区青葉台1−32−55
東急田園都市線青葉台駅から徒歩10分
受付時間 | 9:00〜11:15/14:45〜18:45 |
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休診日 | 日・祝日・木(不定期なお休みが入る場合があります) |
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単調な色合いの冬の景色が一気に華やぐ春。桜が咲き、若葉が芽吹き、自然のエネルギーを一番感じる時かもしれません。気候や環境の変化は体には大きな負担がかかります。鍼灸で気の流れを整えて、ストレスにも病気にも負けずに過ごしていただきたいと思います。
奏玲治療室も20年目がスタートします。これからもどうぞよろしく。
後半に盲導犬ヴィと猫のふわふわとちーのいる生活「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その12」が続きます。
人間の副腎皮質からコルチゾールという生体にとって必須のホルモンが出ているのですが、ストレスがかかると分泌が増え「ストレスホルモン」となって心や体に悪影響を及ぼします。例えば、ストレスホルモンによって心筋梗塞や脳梗塞、癌などが起こりやすくなると考えられています。さらに過剰なストレスによって感情のコントロールがうまくできなることで、うつ病や不眠症につながることもあると言われています。
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一方、ストレスを解消する効果がある「しあわせホルモン」が脳内で分泌されていることが明らかになっています。しあわせホルモンとは「エンドルフィン」「ドパミン」「セロトニン」「オキシトシン」の俗称です。オキシトシンは子どもや動物を見てかわいいと思った時などに分泌されて、愛する気持ちや安らぎをもたらしてくれます。
その他の三つは体の運動によって分泌が促されます。エンドルフィンはジョギングや散歩などで心臓と肺の動きを高めることにより分泌されて、高揚感・満足感・幸福感を高めてくれます。ドパミンは軽い運動でも自分がやると決めた運動をやり遂げると分泌されて、達成感や爽快感、集中力を引き出してくれます。セロトニンは自転車こぎやジョギングや歩行など、一定のリズム運動を繰り返していると分泌されて、精神が安定し不安感を和らげてくれます。
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慢性的な気分の落ち込みや憂うつな状態になっている人は、脳内のしあわせホルモンが少なくなっていると言われています。抗うつ薬はそれらが少なくなることを防ぐ作用がありますが、薬を飲まなくても運動をすることでしあわせホルモンの放出は促されます。
気軽にできる運動として「お散歩」をおすすめします。健康のために歩く習慣は一週間に150分以上が目安です。一日30分を週に5回、一日50分を週に3回などご自分の生活スタイルに合わせて時間を作ってみてください。一日30分の時間が取れない人は、10分を3回に分けても同等の効果が得られます。
胸を張り、肩の力を抜いて、ひじはのばしてブランブランと歩調に合わせて自然に振れる程度にして、少し大股で足の筋肉をしっかり使って、おへその下まで空気を取り込むような感覚で歩きましょう。呼吸は腹式呼吸を意識して、鼻からしっかり吸い、口からゆっくり吐くとさらに効果的です。
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鍼治療による鎮痛の効果に、脳内のしあわせホルモンが関与していることが世界各地の研究施設において明らかになっています。鍼灸治療は命の源である気の流れを促します。気の流れがよくなるとコリがほぐれて関節の動きがよくなり、円滑な運動ができるようになります。また体を流れる「気」は気持ちや気分の気にも通じているので、気分も軽やかになります。お散歩などの軽い運動と鍼灸治療を日常生活に組み込んで心と体を健康に保ちましょう。
朝のお散歩は一年を通して朝4時スタート。近所のパン屋さんでさえようやく出勤の頃です。夏は涼しくていいのですが、今の時期はスタートから帰ってくるまで「真っ暗」なんです。この時間のお散歩にこだわるのにはお父さんなりの理由があります。
★車が少なくて安心して歩ける
★空気がきれい
★ゆっくり朝食を食べる時間が取れる
写真のお父さんは「光るジャンパー」を着ています。そのほかヴィちゃんもピカピカ光る首輪とかたくさん光り物を付けて歩くんです。幸いにもこの辺りは街路灯がたくさんついているので助かります。そんなわけで…
最近ヴィちゃんはお昼休みにお母さんと30分ほどお散歩に行きます。明るい時間のお散歩は楽しそうです。
見えますか?お母さんとお散歩用のハーネスには【ヴィ】って名前が入っているんです。
ヴィちゃんは大型犬なので不測の事態に備えてリードもダブルリードにしています。(大型犬は力がとても強いですから)
大切なことはヴィちゃんは「現役の盲導犬」ですから、お父さんとの歩きを崩さないように、ヴィちゃんが必ずお母さんの左側を歩きます。足の長いお父さんのペースを再現するのはなかなか大変で思いっきり大股歩き。いい運動になります(汗)
お休みの日にしょっちゅう寺家ふるさと村まで行きますが、お父さんにとってはお日様の下を歩く貴重な時間というわけです。
昼間お散歩に行くとお友達にも会います。先日同じゴールデンのお友達のお母さんが「ご近所にゴールデンの盲導犬がいるんですって!その子はいっつもぬいぐるみをくわえているらしいのよ…」と聞いてびっくり(笑)
この子のことでしょうかね。ええ、よーく知ってます。
ヴィちゃんはいつの間にやら有名犬になっているようでした(笑)
ちーちゃんのお部屋のドアが新しくなりましたよ。いつもお世話になっているハイブリットホームさんに相談して、ちょっと奮発してオーダーで作ってもらいました。ちーちゃんからもこちらの様子が見えるので、今までより寂しくないかなあ。ふわお姉ちゃんとお話しできるといいね。
で、ふわお姉ちゃんはというと…
ヴィちゃんのカキさんに居場所を邪魔されながらも負けずに元気です。さすがお姉さん。
盲導犬は、利用を希望する視覚に障害のある人が、盲導犬候補犬と一緒に寝泊まりしながら約一か月ほど訓練をして、安全に歩行ができると判断されて初めて正式に貸与されます。貸与なので、引退後は盲導犬協会にお返ししないといけません。
療室では奇数月に『奏玲通信通信』を発行しています。室長による健康アドバイスなど人気の新聞です。
(2024年9月1日発行)
★室長の健康アドバイス
「認知症への早めの対応」
思いっきり親ばか日記
新シリーズ
「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その15」