心と体を元気にする鍼灸治療室
はりとお灸の奏玲治療室(そうれいちりょうしつ)
〒227-0062 横浜市青葉区青葉台1−32−55
東急田園都市線青葉台駅から徒歩10分
受付時間 | 9:00〜11:15/14:45〜18:45 |
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休診日 | 日・祝日・木(不定期なお休みが入る場合があります) |
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冬号が2021年最後の通信となります。思い返せば昨年の春号にはすでに【コロナ】の話題が出ていて、もう2年近く私たちはコロナとともに生活していることになります。
でも、2年前よりコロナの性格も少し見えてきて、様々な技術や対策も生まれて、新たな展開になっています。でも、これからも大切なのは、ご自身の病気に対する力を下げないこと。鍼とお灸もお手伝いいたします。
★室長の健康アドバイスのあとに「三代目盲導犬ヴィと猫のふわふわのいる生活 『ふわとヴィいつも仲良し その8』が続きます。こちらもお楽しみください。★
前号で、「頭寒足熱」は「上虚下実」、「冷えのぼせ」は「上実下虚」で、下半身に気が多めにめぐっている方が健康的だと書きました。でも、下半身に気が集まっていてもそこに滞っているのはよくありません。健康のためには「滞りなく気がめぐっていること」が必要です。
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東洋医学では生命の元になるものを気・血・水と呼んでいて、これらが全身をめぐって心身を養っています。血は筋肉や骨や内臓の元になります。水はリンパ液・汗・唾液・涙・鼻水・尿などのことで、身体を潤したり不必要なものを洗い流したりしています。そして気は血と水の流れを統率していて、気・血・水の中で最も重要な役目を担っています。
気には陰の気と陽の気とがあり、夜になると陰の気が多くめぐることにより頭から手足へと血が降りてきて睡眠に適した状態となり、日中は陽の気が多くめぐることにより血が頭に多くめぐって活動に適した状態となり、冬場は陰の気の働きで血や水を体の奥に集めて熱を逃がさないようにし、夏場は陽の気の働きで血や水を体表にめぐらせて汗などで熱を放散させます。
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気は内臓に多く蓄えられていて、呼吸・循環・消化・吸収・排泄・生殖等の働きをつかさどっています。さらに気は体表面にも多くめぐっていて病気の原因となるものから身を守っているので、気を補いめぐらせることは免疫力を高めることにもつながります。また、気は気持ちや気分の気でもあるので、心の働きとも関係しています。
このように、気は現代医学で言うところの自律神経(交感神経と副交感神経)と似たような働きをしています。しかしながら、自律神経は現代医学の考え方ですし、私はあくまでも全身の気を調えるという考え方で診察と治療をしているので、私には患者さんの自律神経がどのような状態であるのかを診察・診断することはできません。でも、鍼治療により全身の気が調えば、手足やお腹が温まったり、気持ちが落ち着いたり、熟睡できたり、胃腸の調子がよくなったりするので、鍼治療をすれば結果的には自律神経の調子もよくなることがうかがわれます。
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気を補い全身にめぐらせることが健康への第一歩です。そのためにはバランスの良い食事で気を補い、適度な運動で身体を温めて気をめぐらせて、適度な睡眠で陰と陽の気を調えて、適度に笑い、適度に怒り、適度に悲しんで気持ちの気を調える…、何事も「適度」に行うことを心がけましょう。「適度」とは自分のベストコンディションのことです。他人と比較するのではなくて、自分の物差しを常に持って自分にできる範囲で行いましょう。
★★もちろん、鍼治療は気を補い調え、全身すみずみにまで気をめぐらせ、気持ちを軽快かつ穏やかにする効果は抜群です!★★
ヴィが盲導犬デビューしたのは昨年の6月、すでにコロナ禍にあり、お父さんが所属するはりの研究会も休止中でした。普通なら、電車に乗ってお父さんと一緒にいろいろなところに出かけて行けたはずが、早朝の1時間ほどのお散歩がヴィにとって唯一の「お仕事」になっていました。
11月からようやく神保町の会場に集まっての研究会が再開されることになりました。さてさて…
「ヴィちゃん随分電車に乗っていないよね、覚えているかな?」とちょっと不安になった私たち。9月ごろから少しずつ電車に乗る練習をしていました。
やはり、はじめのうちは「改札」に向かうこと=「ゲートGO!に対して「ゲートはどこ??」みたいになっていましたが、少しずつ勘を取り戻してくれたヴィちゃんでした。
研究会がお休みの間に地下鉄神保町駅にホームドアが付きました。練習で行ったJR長津田駅にもホームドアが付いていました。ホームドアにもいろんなタイプのものがあるんですね。
ちょうどハロウィンだったので、ハロウィンケープ着ていきました。
いよいよ治療室にも床暖房が入り始めましたが、2階で床暖を一番心待ちにしていたふわふわさんは「そう!これよね~」とうれしそうに床に転がっています。
猫ちゃんはとにかく日向ぼっこが大好き。ふわちゃんは残念なことにお父さんが苦手(お父さんは猫好きなんですが)ですが、お父さんのお部屋の窓辺とお父さんのベットの上で日向ぼっこするのは大好きなんですよ。
療室では奇数月に『奏玲通信通信』を発行しています。室長による健康アドバイスなど人気の新聞です。
(2024年9月1日発行)
★室長の健康アドバイス
「認知症への早めの対応」
思いっきり親ばか日記
新シリーズ
「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その15」