心と体を元気にする鍼灸治療室
はりとお灸の奏玲治療室(そうれいちりょうしつ)
〒227-0062 横浜市青葉区青葉台1−32−55
東急田園都市線青葉台駅から徒歩10分
受付時間 | 9:00〜11:15/14:45〜18:45 |
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休診日 | 日・祝日・木(不定期なお休みが入る場合があります) |
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奏玲治療室は19年目に入ります。奇数月に発行しているこの【奏玲通信】も18年目。ずーっと発行月の「1日」にこだわって、毎年初春号も、年末の忙しさの中でかなりヘロヘロになりながら作ってきましたが(笑)、今年から初春号はお正月休みに作ることにしました。
室長もスタッフも60才を超えて、『無理なく長く続けること』を大事にしていこうと思います。
今年もみなさまの健康に役立つ情報をお届けできたら!と張り切っています。どうぞよろしく。
後半に盲導犬ヴィと猫のふわふわとちーのいる生活「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その5」が続きます。こちらもお楽しみください。
気とは天地人を満たしているエネルギーです。古代中国では、あらゆるものは気から成り立っていると考えました。人体には気が流れて命が保たれているし、大自然の山川草木も気が宿っています。古代中国の思想書『荘子』には
~~人の命は気が集まってできたものだ。気が集まれば生となり、気が散ずれば死となる。人は天地の間にいてしばらくの間だけ生を営み、やがて天に帰る~~
と述べられています。
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力を入れて体を緊張させることは簡単にできますが、力を抜いて緊張を緩めることは意外と難しいものです。気の流れが滞ると、凝りや緊張を生じます。気が流れるとコリや緊張は緩みます。心が緊張していると、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)が過度に敏感になったり、あるいは感じにくくなったりします。
鍼治療の目的は、気の不足を補い、気の滞り解消して、天地と同じ気を全身へめぐらせることです。気がめぐると呼吸が深くなり、心臓のドキドキも落ちつき、コリや緊張もほぐれ、五感も大いに大いに発揮できるようになります。
誰もが願いをかなえてしあわせになりたいと思っています。でも、心と体が緊張し、五感もうまく発揮できないと、何をするのもままなりません。気をめぐらせて緊張を緩めて、五感を発揮することができれば、楽で気持ちのいい方へ自然と動けるようになり、願い通りの方向へ進むことができるようになります。
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無為自然を説き、謙遜と柔弱の生き方を実践した「老子」は次のように述べています。
~~どんな生き物も生き生きとしているときは柔らかくしなやかなものだ。柔らかな木や枝はなかなか折れにくいが、硬い木や枝はぽきんと折れてしまう。思い通りの方向へ行くためには柔らかさとしなやかさが必要だ。水は丸い器に入れば丸くなり、四角い器に入れば四角になる。形にとらわれず自由自在だ。小さな隙間にも入ってゆき、巨岩をも粉々にしてしまう。水は柔らかく弱々しいのに、何ものよりも強く、万物に恵みを与えながらも他と争わない。水のように生きることが最上の善なのだ~~
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願いをかなえるために日常生活で心がけたいことは「適度な運動と深い呼吸」です。ゾウガメは175才まで生きたという記録がありますが、カメの呼吸と心拍数はとてもゆっくりです。人もゆっくり呼吸をすると、気がめぐり心身の緊張がほぐれます。まずはお腹をへこませながら、心を込めてゆっくり長く吐きます。吐いてしまえば息を吸おうとしなくても自然とお腹が膨らんで空気が入ってきます。この呼吸をお散歩などの軽い運動と合わせてやれば、今までとは違った風景や境地に導かれるかもしれません。
ヴィちゃんとお父さんの朝のお散歩は、夏でも冬でも「スタートはあ朝の4時」と決まっています。パン屋さんと新聞屋さんくらいしか稼働していないような早朝ですが、これには理由があります。
毎日のお散歩はお父さんとヴィだけで行きます。慣れている道とはいえ、車やバイクがほとんど通らないので安心して歩くことができます。でも、万が一に備え「ドライブレコーダー」ならぬウェラブルカメラを装着して、周囲を撮影しながら歩いています。
タバコを吸いながら歩いている人の後ろになってしまうと息を止めたくなりますが、その心配も少ないです。排気ガスも少なくて空気が澄んでいるんです。呼吸を意識して歩いているので、空気がきれいなことはお父さんにとってとても大切なことなんです。
我が家は仕事が終わる時間が遅いので、お散歩は朝一回。散歩の後ヴィのブラシをしたり、治療室の準備をしたり、朝食を食べたり…と逆算するとこの時間がベストなんです。
お休みの日はお日様の出ている時間帯にお母さんもいっしょに、いつもより30分くらい多めに、いつもと違うコースでお散歩です。ヴィちゃんはそれを知っていて、お休みの日は朝からテンション高いんです(笑)。
ふわふわちゃんは2014年1月3日、8才の時に動物保護シェルター「おーあみ避難所」から我が家に来てくれたので、この日がお誕生日。17才とは思えない運動能力の持ち主で、布団を干している高いところにもふわっと飛び乗って日向ぼっこしています。
いつもお母さんと一緒に寝ます。お母さんが寝たころお気に入りの段ボール箱にはまって寝ます。お母さんを寝かしつけているつもりなんでしょうか。夜は暖房を切るので、段ボールベッドの下に温かくなるマットを敷いています。
「なでなでする?」って言うと、ぴょこんと近くに来て背中を向けて待っててくれるんですよ。正面からはまだ少しビクビクしちゃうんですが、なでなで大好きちーちゃん。
ちーちゃんのお部屋は冷えるので、布団は出さずに猫用こたつのテーブルを入れてあげています。上も下もほんわか暖かくなります。どうやら気に入ってくれたみたいです。
療室では奇数月に『奏玲通信通信』を発行しています。室長による健康アドバイスなど人気の新聞です。
(2024年11月1日発行)
★室長の健康アドバイス
頭寒足熱で眠りにつきましょう
思いっきり親ばか日記
新シリーズ
「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その16」