心と体を元気にする鍼灸治療室
はりとお灸の奏玲治療室(そうれいちりょうしつ)
〒227-0062 横浜市青葉区青葉台1−32−55
東急田園都市線青葉台駅から徒歩10分
受付時間 | 9:00〜11:15/14:45〜18:45 |
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休診日 | 日・祝日・木(不定期なお休みが入る場合があります) |
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新しい年が始まりました。元旦から大地震や事故など予想もしなかったことが続きました。「もしここで起きたら…」「もし乗っていたら…」とすべての方が他人事ではない気持ちになったと思います。
健康であれば様々な逆風にも向かっていけます。それにはやはり日ごろの備えが必要です。「健康は一日にしてならず」です。鍼とお灸もお手伝いいたします。
後半に盲導犬ヴィと猫のふわふわとちーのいる生活「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その11」が続きます。
「生命誕生の時に肉体に入るもの。死とともに出ていくもの」というような生命エネルギーを前提とした治療が世界各地の伝統医術において行われてきました。そのような生命エネルギーをインドの伝統医術では「プラナ」、中国では「気」と呼んでいます。
現代西洋医学ではそのようなものは存在しえないものだと無視されてきましたが、現代日本の鍼灸治療においては「気を補い整える」という伝統的な方法が受け継がれてきています。
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気を一言で表現するなら「大自然に充満するエネルギー」ということになります。古代中国では大自然の変化も人の生命も同じ気によって動いているという「天人合一」の思想があり、大自然には巨大な気の流れが存在するとともに、人体にも大自然と同じ気が流れていると考えます。大自然の気を制御して吉祥をもたらす技術を風水術と言い、人体の気の流れを整えて健康をもたらす鍼灸術を経絡治療と言います。
「経絡」(けいらく)とは気が流れる道で、全身を網羅しています。経絡には治療点である経穴(けいけつ…いわゆるツボ)が左右あわせて700以上点在しています。経絡を流れている気が不足したり滞ったりすると、自然治癒力が失われて体調不良や病気を引き起こします。全身のどこの経絡に気が不足(虚)していて、どこの経絡に気の滞り(実)があるかを、手首の脈拍の状態を診たり、お腹の緊張状態を診たりして、どこの経絡のどの経穴に鍼を施すかを診断します。経穴に鍼を施して不足している気を補ったり滞った気の流れをよくしてあげると自然治癒力が高まり病気は治ってゆきます。
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鍼は刺そうと思えば筋肉の奥深くまで入りますが、そんなに深く差す必要はないのです。なぜかというと治療点である経穴というのは、気が体の深いところから体の表面へと流れ出たり流れ込んだりする部分とか、あるいは浅い池のように気が集まっている部分など、体の浅い所にあるからです。そこに鍼先をやさしく接触させると、体にとって必要な気(生気)は内々の奥までゆきわたり、また体にとって不必要な気(邪気)は鍼を通して体外へ放散してゆきます。
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「元気で健康」というのは、体を流れる気が整っている状態のことであり、「病気で元気がない」というのは、気が不足していたり気の流れがうっ滞している状態のことです。
私の治療室には痛みやコリだけではなく、「風邪を引いた、胃の調子が悪い、整理が不規則、だるくてやる気が出ない、気分が落ち込む、眠れない…」など様々な症状の方が来られます。「温まった!軽くなった!ゆるんだ!ほっとした!元気が出た!整った!」気の流れが整うとそのような言葉が思わず出てくるものです。
ふわふわちゃんは10年前の1月3日に動物保護団体の「おーあみ避難所」から我が家に来てくれました。
当時我が家には盲導犬を引退したレオ兄ちゃんと、2代目盲導犬のレノがいました。「犬は平気な子」と言われていましたが大型犬だし本当に大丈夫か?と少々心配でした。
おーあみ避難所 ←HPはこちらから
ところがところが…
心配は必要なかったですね(笑)。大型犬にこれっぽっちもビビることなくいつもセンターで毛づくろいするふわふわさんでした。
結構気の強いふわふわちゃんですが、お母さん大好きの甘えん坊さんでもあります。
ちーちゃんの存在は知っていますが、三毛女子ですから気位が高いのでまだまだ一緒に過ごせません。最近はヴィちゃんとくっついていることもあるんですよ。いつかちーちゃんとツーショットが撮れるといいですね。でも焦らずゆっくりいきます。
年末年始は一週間ほど次男が帰省していました。この次男、不思議と動物たちにモテモテで、ヴィちゃんふわちゃんだけでなくちーちゃんまでもすっかりお兄ちゃんファンになったようです。次男がちーちゃんの可愛い写真をたくさん撮ってくれました。ストーブの前にいつも張り付いていてぽかぽかになっています。美人さんなんですよ。
年末に日本盲導犬協会神奈川訓練センターで行われた「6才時コミュニケーション」にみんなで参加しました。ヴィちゃんと同じころ盲導犬デビューした9頭の現役盲導犬が大集合。シニアになっていく間の健康管理についてや、引退に向けてのことなど、みんなで情報交換できたことはとても有意義でした。
10才まで元気で現役盲導犬でいてくれて「ハッピーリタイア」できるようにこれからも健康に気を付けてヴィちゃんと過ごしていこうと思います。
ヴィちゃんの引退…考えただけで寂しくなっちゃうけど。
盲導犬は、利用を希望する視覚に障害のある人が、盲導犬候補犬と一緒に寝泊まりしながら約一か月ほど訓練をして、安全に歩行ができると判断されて初めて正式に貸与されます。貸与なので、引退後は盲導犬協会にお返ししないといけません。
療室では奇数月に『奏玲通信通信』を発行しています。室長による健康アドバイスなど人気の新聞です。
(2024年11月1日発行)
★室長の健康アドバイス
頭寒足熱で眠りにつきましょう
思いっきり親ばか日記
新シリーズ
「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その16」