心と体を元気にする鍼灸治療室
はりとお灸の奏玲治療室(そうれいちりょうしつ)
〒227-0062 横浜市青葉区青葉台1−32−55
東急田園都市線青葉台駅から徒歩10分
受付時間 | 9:00〜11:15/14:45〜18:45 |
---|
休診日 | 日・祝日・木(不定期なお休みが入る場合があります) |
---|
体を緊張させることは簡単にできますが、意外にも力を抜いて全身を緩めるのは案外難しいものです。必要以上に周囲に適応しようとして、いつも気持ちを緊張させて体にも力が入って、その結果体調を崩してしまう人はたくさんいます。もし、心と体の緊張をほどくことができれば、生き生きと健康的な生活を取り戻すことができるはずです。私の治療の目的はそこにあります。体の緊張がほどけると、無理のない力がわいてきて楽に動けるようになります。気持ちの緊張がほどけると、眠っていた五感が覚醒してきて、第六感さえも発揮できるようになります。「ゆるむ→楽に動く→感じる」は一つの流れです。
体が硬く緊張しているのは、体を流れる「気」が滞っている状態です。気持ちの緊張も「気」の流れが滞って心が凝り固まっている状態といえます。鍼灸治療の目的は、不足した気を補い、滞った気を流し、全身の気の流れを良くすることにあります。その気の流れの状態を把握するために私は脈診をするのですが、心と体に緊張がある人は、気の流れが滞りがちであったり、弱々しくなっていることが脈に表れてきます。鍼灸治療で心身の気の流れを調えて心も身体も柔軟になれば、人は本来の強さやしなやかさを取り戻すことができるのです。
柔軟といえば「水」ほど柔軟なものはないでしょう。無為自然の処世哲学を説いた老子は「上善は水のごとし」と語り、水のように生きるのが最良の生き方だと説きました。水は決して争ったりせず、丸い器に入れば丸く、四角い器に入れば四角く、形にとらわれず自由自在です。形を持たないからどんな隙間にも入っていき、巨岩をも粉々にしてしまいます。すなわち、水とは「柔らかく、一見弱々しく、そして強い」のです。水のように柔軟な心身が理想的です。老子は「為す無くして為さざる無し」と説きます。「為す無くして」は自然に従うことと解されます。それは物事自らそうなるところ、そうあるところに素直に従いまかせるという意味です。これが人の本来の姿です。
今回の新型コロナウィルス感染症の出現は私たちの住む世界を不安に陥れています。何をどこまでやればいいのかの不安、自分は大丈夫なのか?の不安などで多くの人は心身ともに緊張状態です。ほっと深呼吸をしてリラックスしてみましょう。今大事なことは何かよく考えましょう。緊張して「気」が滞っていては心に余裕は生まれませんし、かえって体調を崩してしまうことになりかねません。
もちろん油断はできませんが「手洗い&うがいの徹底」「咳エチケットを守る」「できるだけ人込みを避ける」「十分休養して免疫力を下げないようにする」を守って生活していきましょう。
私たちの心身には命の源の「気」が流れています。これは大宇宙からの授かりものです。エネルギーとなり、力となります。その力を高めるために鍼灸はお手伝いできると信じています。
今年の冬はあたたかかったですね。例年なら、1,2回は雪かきをしないとならない位雪が降っていたのに(写真は2014年の2月)雪かきスコップの出番もなく、楽といえば楽でした。
朝のお散歩は4時台の出発ですから、例年ならお父さんは厚手のジャンパー、レノもジャケットを着るのですが、今年は軽装でお散歩ができちゃいました。
冬の朝は、日の出こそゆっくりで暗いのですが、空気が澄んでいて、レノとお歩いているうちに体がホカホカしてきて気持ちがいいんですよ。早いので、車の排気ガスもほとんど感じることなく歩けますしね。
2月の春のような日曜日に、レノと私たちはパピーファミリーのお家に遊びに行きました。「パピーファミリー」というのは盲導犬の素質をもって生まれてきた子犬を盲導犬の訓練が始まるまで約1年ほど、家族としてかわいがってくださるボランティアさんです。この期間に人と一緒に過ごすなかで起こるであろう様々な体験(車の音や電車の音、雨や風や雷などの自然現象、人ごみなど)をさせていただき、人と一緒に生活することの喜びを学んでいきます。
レノは一年半パピーファミリーにお世話になりました。久々にお家に伺い、レノそりゃもう大興奮!
これまでも年に何回かはお会いしていましたが、レノはパピーファミリーのことが大好きで、とっても嬉しそうでした。
レノが盲導犬になったころ小学生だったお姉ちゃんはもう高3.レノも当時と変わらず楽しそうに遊んでいました。
盲導犬の子たちは、大好きな家族がいっぱいでしあわせですね。
ふわふわちゃんはひなたぼっこが大好き。特に3階の南側の窓辺がお気に入り。
今年の冬は本当に暖かかったので、昼間2階のリビングの床暖房を切ってしまうことも…さあ、大変(ふわちゃんがね)。
「お母さんおかしいわ!床が冷たくなってきたの!!」
とでも言いたげに、私の周りでニャオニャオ文句を言い続けるふわお嬢様(笑)
レノとふわちゃんを見ていて犬と猫の違いがよくわかります。猫様はとことん主張しますね。よく飼い主のことが「下僕」と言われてしまうのはこのあたりにあるのでしょう。
「はい、ただいま!!!」と床暖スイッチを入れるお母さんでした。
よく皆さんに聞かれるのですが、レノとふわふわちゃんはつかず離れず程よく距離を保ちながらも「仲良し」なんですよ。
↓写真を見てください。いつもというわけではないですが、レノとふわふわちゃん、こんな風にくっついて寝ていることもあるんですよ。
「おっきいふさふさレノとちっさいふわふわ」です。
ふわふわちゃんがわが家に来てくれて6年、レノが盲導犬としてお父さんのところに来てくれて7年たちました。かわいいレノ&ふわふわちゃんに毎日癒される私たちです。ありがとう。
療室では奇数月に『奏玲通信通信』を発行しています。室長による健康アドバイスなど人気の新聞です。
(2024年9月1日発行)
★室長の健康アドバイス
「認知症への早めの対応」
思いっきり親ばか日記
新シリーズ
「ふわ&ちー&ヴィ(きっと)み~んな仲良し その15」